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5か月合格法その5 「行政書士」 匂坂和彦

本試験に臨むにあたり

(1)試験前は無理をしない 

 私は,過去に一度だけ,体調不良で試験を途中リタイアしたことがあります。平成11年度行政書士試験。論述試験(800字)最後の年でした。

 前年大手予備校の公開模試で,上位に入り,自信をもって臨んだ本試験に不合格だった私は,その年は気分転換に宅建を受けてみました。

 ところが,その宅建が大苦戦。いくら勉強しても答練で30点を超えない。試験1か月前に受けた全国模試では16点。

 判定は「あなたの実力では,とても合格できません」。顔面蒼白でした。行政も宅建も落ちるダブル不合格が頭をよぎりました。

 このやろー !……と思って,その日から眠気ざましドリンクを飲んで,徹夜で勉強しました。

 最初は勉強がはかどってよかったのですが,眠気ざましドリンクは,体に強力な負担を与えるもので,徐々に体力が減退し,宅建試験が始まる前に,すでに体調に変化が見られました。
 
 幸いなことに,宅建試験は合格ライン30点に対し,34点得点,かろうじてクリアし,行政書士の答練だけはあいかわらず絶好調だったので,ダブル合格が十分狙える位置にいました。
 
 1週間後に迎えた行政書士試験。しかし,すでに行政書士試験に臨む体力が残っていませんでした。

 試験直前に食べたお茶漬けが,体を刺激したらしく,試験を途中リタイアし,お手洗いで食べたものをすべてもどしてしまいました。
 
 論述の予想は「環境問題」とドンピシャ !……しかし,試験が受けられなかった。
 
 いくら予想が当たっても,本試験の時間に試験会場にいなければ,さすがに合格しようがありませんよね。


 みなさんは,このような失敗をしないためにも,本試験前はくれぐれも無理をしないようにしてください(この当時は,10月の第3週が宅建で第4週が行政書士試験という日程でした)。無理をするなら今のうちにしておいてください。

(2)正解肢が偏っても動じない

 マークシートに解答を記入すると,解答番号にバラツキがあるのがハッキリ分かります。

 私は,正解番号1~5まで,すべて同じだけ数が割り当てられていると勝手に思い込んでいた時期がありました。

 つまり,現在の択一(全54問)ならば,どの正解番号も10~11問あると。正解「1」が2,3問しかなかったら自分の出した解答を疑いたくなりますよね。それが普通だと思います。
 
 しかし,これには惑わされないほうがいいです。行政書士試験には,結構バラつきが多いのです。私の受験時代に使用したデータですが……。


正解番号   平成4年   平成6年   平成10年
1        3問      5問      6問
2       10問     13問      12問
3        9問      10問      10問
4       16問     12問      14問
5       12問     10問      8問

※当時は択一50問でした。

 これ以外の年度は均等に,バランスがとれていることが多いのですが,上記のように大きくバラつきがある年度もあります。
 
 あまりに解答番号が偏ると,どれか変えたくなると思いますが,このようなことでは決して動じないことです。

 自分の出した答えが,いちばん正しいのです。