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「行政書士」 一般知識最新用語と予想問題(上)その6 石川 潔


不動産受験新報2008年夏号

問題9

 次のコンピュータシステムに関する記述のうち,誤っているものはどれか。

難易度★☆☆

1 クライアント・サーバ・システムとは,インターネットの回線を通してサーバにつながれた一般ユーザのコンピュータが,必要に応じてサーバから情報を受け取る仕組みのネットワークシステムのことである。

2 クライアント・サーバ・システムでは,サーバと呼ばれるコンピュータが,データベースなどの情報資源を集中的に管理している。

3 クライアント・サーバ・システムでは,インターネット回線によって接続されている一般ユーザ側のコンピュータのことをクライアントと呼んでいる。

4 クライアント・サーバ・システムでは,サーバに使われているコンピュータが複数あるため,アクセスの集中などに対してトラブルは起きにくい。

5 クライアント・サーバ・システムでは,接続されているコンピュータはお互いに対等な状態ではない。
 

解説

1 正しい。現在のインターネットの形態がこのシステムである。ネットワーク中に無数にあるサーバ・コンピュータが相互に接続され,巨大なネットワークを形作っていると考えることができる。


2 正しい。一般ユーザのコンピュータは,インターネット回線によってサーバに繋がれており,必要に応じてサーバから情報を受け取るシステムになっている。


3 正しい。


4 誤りで正解。クライアント・サーバ・システムでは,サーバに使われているコンピュータの性能によってネットワーク全体の性能が決まってしまう。したがって,アクセスが集中しサーバの能力を超えてしまうと,処理ができなくなるトラブルが起きることがある。また,サーバ自体に何らかのトラブルが起きてもネットワーク全体に影響が出てしまう。


5 正しい。接続されているコンピュータはサーバ対クライアントという状態であり,対等ではない。


【答】 4

ポイント

 クライアント・サーバ・システムに対し,お互いに対等な状態といえるのはピア・ツー・ピア・システムと呼ばれるシステムである。


 問題10

 次に掲げるものの中で,個人情報保護法の義務規定の適用除外とされないものはどれか。

難易度★☆☆


1 報道機関

2 宗教団体

3 著述業

4 学術研究機関

5 医療機関


 解説

 個人情報保護法には,例外的に義務規定の適用除外があり,個人情報保護法50条(適用除外)では次のように定めている。


●報道機関:放送機関,新聞社,通信社その他の報道機関(報道を業として行う個人を含む)

●著述業:著述を業として行う者(著述の用に供する目的)

●学術研究機関:大学その他の学術研究を目的とする機関もしくは団体またはそれらに属する者(学術研究の用に供する目的)

●宗教団体:宗教活動(これに付随する活動を含む)の用に供する目的

●政治団体:政治活動(これに付随する活動を含む)の用に供する目的
 つまり,報道機関,著述業,学術研究機関,宗教団体,政治団体の5分野に限り義務規定が適用除外とされている。したがって,5の医療機関は適用除外とされていない。

【答】 5

ポイント

 個人情報保護関連では,本試験でもこの問題のような最も基本的な内容からの出題もあるだけに,確実に得点源としたい分野である。