「行政書士」 一般知識最新用語と予想問題(上)その8 石川 潔
不動産受験新報2008年夏号
問題13
住民基本台帳ネットワーク(以下「住基ネット」)等に関する次の記述のうち,正しいものはどれか。
難易度★☆☆
1 申請や届出をインターネットで行う場合,住民票の写しは住基ネットを使用して相手先の行政機関に提供すればよい。
2 住民基本台帳とは,選挙人名簿の登録などのほか,住民に関する事務の処理の基礎となる制度であるが,国民年金の被保険者としての資格の管理には使用されていない。
3 住基カードの発行枚数は,初年度は25万枚程度であり,現在までに約187万枚(2007年末現在)が発行されている。
4 住基カードは,磁気カード形式のものである。
5 住基カードで電子署名を行う際,申請書のデータや秘密鍵のデータのバックアップのために,申請人が操作するパソコンに移すことができる。
解説
1 誤り。従来,窓口や郵送で行っていた申請や届出は,住基ネット上で相手先の行政機関に申請や届出の情報提供ができるため,住民票の写しを提出する必要はない。
2 誤り。住民基本台帳とは,選挙人名簿の登録などのほか,住民に関する事務の処理の基礎となる制度であり,国民年金の被保険者としての資格の管理にも使用されている。
またこのほかにも住民の居住関係の公証,国民健康保険や学齢簿の作成などにも使用されている。
3 正しく正解。初年度の発行枚数は25万枚程度であり,現在までに約187万枚(2007年末現在)が発行されているものの,総務省の予想(約300万枚)には達していない。
4 誤り。住基カードは,すべてICチップを使用したICカードと呼ばれる形式のものであり,磁気カード形式のものは使用されていない。
5 誤り。電子署名を行う際,申請書のデータや秘密鍵のデータが申請人が操作するパソコンに移行することはない。
そのような不正なアクセスを住基カードに行おうとした場合,内部のデータを自ら破壊することで,データを保護する対策がとられている。
【答】 3
ポイント
住基ネットの概要と,住基カードの性質はワンセットで押さえておきたい。



