「行政書士」 直前学習法と本番対策1 植杉伸介
改正法中心
行政書士直前対策
直前学習法と本番対策
住宅新報社講師 植杉伸介
はじめに
今年の行政書士試験は,11月9日(日)に行われる予定です。本誌の発売日から数えると,あと2か月ちょっとしかありません。
この2か月ちょっとの期間でどのような勉強をしていけば,合格できるかを考えていきましょう。
勉強時間の確保
ただ漫然と努力しただけでは,合格レベルまで達しないでしょう。行政書士試験は,過去10年間の合格率の平均が約7%しかない難関試験だからです。
合格するためには,できる限り勉強時間を確保することが必要ですが,残された期間はわずかです。グズグズしていたら,あっという間に本試験の日が来てしまいます。もう悠長なことは言ってられません。
本試験までの残りの期間,1日2時間は勉強時間を確保しましょう。
これは,
1日2時間ずつ勉強すればバッチリということではありません。
本当は,もっと多いほうがいいのです。社会人の方などは,1日4時間とか5時間の勉強をすることは無理なので,最低限確保すべき勉強時間として1日2時間という数字を掲げたのです。
ですから,時間に余裕のある方は,もっと多くの勉強時間を確保してほしいですし,社会人の方でも仕事が休みの日は2時間以上勉強してください。
最低限確保すべき2時間は,机に座って行う勉強である必要はありません。通勤の電車の中,昼休み,トイレの中,そうしたすき間時間も利用すればよいのです。
あるいは,朝が苦手でなければ,ちょっと早起きして確保するのもよい方法です。そうした時間を積み重ねれば,1日に2時間の勉強は可能なはずです。
なお,勉強は極力毎日続けてください。「今日はさぼって,今度の日曜日にまとめて勉強しよう」なんていうのはだめですよ。
日頃勉強していない人が,急にまとめて勉強できるものではありません。継続は力なりです。とにかく,勉強の習慣をつけてください。
勉強の習慣がついてくると,だんだん勉強するのが苦痛ではなくなるはずです。こうなったらしめたもの。
少しずつ,勉強時間も増やしていってください。特に本試験直前の2週間くらいは,猛勉強してください。
人間の気力は,そう長続きするものではありませんが,2週間くらいなら十分続きます。本試験の当日が気力・実力ともピークだという状態にもっていきましょう。
講座の利用
短期間で要領よく学習するには,予備校などが行う講座を受講するのもよいでしょう。
独学でテキストを読むだけですと,どうしても重要な部分とそうでない部分のメリハリがつきません。
この点,講座ではメリハリをつけた講義が行われるはずです。また,テキストを何度読んでも理解できなかったことが,分かりやすい講義によっていっぺんに理解できるということもあります。
金銭的な理由などで,講座を受けられない,あるいは受けたくないという人もいるでしょう。もちろん,講座を受けなくても,合理的な学習法を採用したうえで,講座受講者を上回る努力をすれば,十分合格できます。
ただ,独学で頑張る人でも,模擬試験だけは受験することをおすすめします。
本試験の緊張感や時間配分,解答方法,ケアレスミスのチェックなどをシミュレーションすることは非常に有益です。
受けるだけで(復習しなくても),1~2点アップするといってもよいでしょう(もちろん,復習すれば,さらに得点アップします)。また,自分の実力や弱点を客観的に知り,的確な対策を立てるためにも,模擬試験の結果を検証することは不可欠です。
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