「行政書士」 直前学習法と本番対策2 植杉伸介
学習スケジュール
次に,今から試験勉強を開始する場合を想定して,具体的な学習スケジュールを考えていきましょう。
①実力養成期(9月はじめ~10月中旬) 約1か月半
②弱点補強期(10月中旬~10月末) 約2週間
③総仕上げ期(11月はじめ~11月8日) 1週間強
④本試験(11月9日)
学習スケジュールとしては,全体を3つの時期に分けてみました。それぞれの時期に,どのような勉強をするかを具体的に示していきましょう。
①実力養成期
この時期に,本試験に立ち向かうための基礎的体力(実力)をつけます。
この段階では,まずテキストを読むことから始まりますが,単に知識を暗記しようとするのではなく,中身を理解しながら読み進めてください。本試験は,暗記した知識だけでは解けません。理解を試す応用問題が多く出題されます。自分の頭で納得しながら知識を押さえていきましょう。
それから,
この段階での学習において重要なことは,テキストを読み進めると同時に,問題集を解くということです。
試験勉強である以上,試験問題を解ける知識を身につけなければ意味がありません。
また,逆に,問題を解くために必要のない知識まで,一所懸命覚えても仕方ありません。
真に合理的な勉強をするためには,問題を見据えながらインプットしていくのがよいのです。
具体的には,テキストで1つの項目を読み終わったら,すぐに該当部分の過去問題を解きます。
そして,解答をチェックしたうえで,出題内容に関係した記述をもう一度テキストに戻って確認します。
こうすれば,自然に,試験に出るところだけを重点的に勉強することになります。
また,問題を解いて間違えた個所や,もう一つ理解できなかった部分には,テキストおよび問題集に必ず印を付けておきましょう。これは,次の弱点補強期の学習に備えるためです。
②弱点補強期
実力養成期の学習によって,基礎的な実力はついたはずです。
しかし,どうしても問題が解けない部分や,なかなか理解できない部分があるはずです。
そうした弱点の部分をこの時期に集中的に補強します。
この時期に入るにあたって,まず,昨年の本試験問題をもう一度解いてみることをおすすめします。
現時点での実力がチェックできるからです。合格点に届かなかった場合は,あと何点伸ばす必要があるかということと,それをどの科目で伸ばすかということを確認しておきます。
③総仕上げ期
いよいよ本試験まで,残り1週間強という時期です。ここで,今まで勉強してきたことの総復習を行います。
この時期の勉強は,完全に問題中心です。これまでに解いてきた過去問と模擬試験の問題を全部見直しましょう。
前に解いたときに間違えたところが特に要注意ですが,以前正解できた問題も,もう一度見直してください。
そして,本試験の前日は,どうしても気になっている部分と,暗記項目の再確認をしましょう。とにかく最後まであきらめず,1点でも得点を伸ばす努力を続けてください。
やれるだけのことをやったら,あとは心静かに本試験を迎えるだけです。
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