「行政書士試験」 一般知識予想問題と解説8 石川 潔

問題4          難易度★★★
 次の文章の空欄 (ア) ~ (オ) に当てはまる語句の組合せとして,最も妥当なものはどれか。

 1955年(昭和30年)に,当時の (ア) 内閣は「経済自立5カ年計画」を策定した。これを「もはや戦後ではない」と評したのは,1956年(昭和31年)の経済白書であり, (イ) 景気は1957年(昭和32年)6月まで続いた。
  (ウ) 年には (エ) 内閣が「所得倍増計画」を発表し,年7.8%の経済成長を目標とした。いわゆる高度成長は (オ) 年の第一次石油ショックまで続くことになった。

   ア   イ        ウ     エ        オ
1 池田  神武   1958  田中   1973
2 吉田  いざなぎ  1960 鳩山    1978
3 鳩山  神武   1960 池田    1973
4 鳩山  いざなぎ 1965 池田   1973
5 吉田  岩戸   1969  田中   1978

解答・解説
 1955年(昭和30年)に,「経済自立5カ年計画」を策定したのは「鳩山」内閣である。当時は白黒テレビ,電気冷蔵庫,電気洗濯機が三種の神器と呼ばれ,消費経済を牽引した。これを1956年(昭和31年)の経済白書は「もはや戦後ではない」という言葉で評した。

 1957年(昭和32年)6月まで続いたのは「神武」景気である。1954年11月から始まった高度成長期の最初の景気である。順に1958年から始まる「岩戸景気」,1962年から始まる「オリンピック景気」,その後「40年不況」をはさんで「いざなぎ景気」となる。

 そうしたなかで,「1960」年に,「池田」内閣が「所得倍増計画」を発表する。具体的には1961年から1970年までの10年間で,所得水準を倍増させる計画であった。そのため年7.8%の経済成長を目標とした。

 こうした高度成長は「1973」年の第一次石油ショックまで続くことになる。第一次石油ショックは,第四次中東戦争をきっかけとして,OPECが原油の生産制限,原油価格の大幅引き上げを行ったことが原因である。

【答】3
問題5          難易度★★★
 環境問題に関する次のア~エの記述のうち,誤っているものはいくつあるか。

ア 酸性雨は,過度の森林伐採などにより,地表に降った雨が中和されず,酸性を示すことである。
イ 砂漠化とは,草原の再生能力を超えた過度の家畜の放牧や,過度の耕作などが原因である。地球規模での気候変化とは関係はない。
ウ オゾン層の破壊は,冷蔵庫やエアコンの冷媒として使用された硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中に放出されたことが原因と考えられている。
エ 熱帯雨林減少の原因はいくつか考えられるが,主な原因として指摘されるのは焼畑耕作である。

解答・解説
ア 誤り。石炭や石油などの化石燃料の燃焼によって硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中に放出され,硫黄イオン,窒素イオンなどに変化することで,強い酸性を示す雨が降ることである。一般的にはPH5.6以下が酸性雨と呼ばれる。

イ 誤り。砂漠化の原因の1つは,草原の再生能力を超えた過度の家畜の放牧や,過度の耕作などがあるが,地球規模での気候変化も原因の1つと考えられている。

ウ 誤り。オゾン層の破壊は,冷蔵庫やエアコンの冷媒として使用された「フロンガス」が大気中に放出されたことが原因と考えられている。フロンガスは,電子回路などの精密部品の洗浄やスプレー缶にも使用されていた。

エ 正しい。熱帯雨林減少の原因の第1位は焼畑耕作である。次いで,薪炭材の過剰採取,森林以外の用途,すなわち放牧地や農地などへの転用となっている。

 したがって,誤っているものはアとイとウの3つ。
【答】3つ

アーカイブ