「行政書士試験再現問題と解説」本試験問題と解答・解説 13

問題13 次の手続のうち,私人間紛争の裁定的性格を有する行政審判に該当するものの組合せはどれか。

ア 海技士等に対する懲戒処分を行うための海難審判所における審判・裁決の手続

イ 不当労働行為に係る救済命令のための労働委員会における審問・命令の手続

ウ 免許取消しのために実施される電波監理審議会における意見聴取手続

エ 特許無効審判が請求された場合に行われる特許庁における審判・審決の手続

オ 暴力主義的破壊活動を行う団体に対する規制処分のための公安審査委員会における審査手続

1 ア・イ  2 イ・ウ  3 イ・エ    4 ウ・エ  5 エ・オ

 

問題13 正解 3

ア 該当しない。懲戒処分であり,私人間の紛争ではない。

イ 該当する。使用者(企業)と労働組合という私人間の紛争を裁定するものである。

ウ 該当しない。具体的な紛争がなくとも行われるものであり,私人間の紛争を裁定するものではない。

エ 該当する。特許無効審判は,特許の侵害等に関する私人間の紛争を解決するものである。

オ 該当しない。私人間の紛争を前提にするものではない。


 以上により,私人間紛争の裁定的性格を有する行政審判に該当するものはイとエであり,3が正解。