(3)復習期は,過去問題集中心で
復習期では,まず過去問を解き,きちんと正解できたものはそれでOKです。間違えたものや知識があいまいだったものは,解説を利用して理解・記憶するようにし,解説だけでは分からなければ,テキストの該当部分を読み返します。
直前期の学習に備えて,学習対象の絞り込みも徐々に意識していきましょう。たとえば,過去問題集のうち,きちんと理解できていて本試験までその記憶が保てると思われるものはチェックをしておき,それ以後の復習対象から外します。
以上のように,復習期は過去問題集がメーン教材で,テキストは参考書や辞書のような存在になります。過去問題集をかなり正解できるようになったら(目安として,正解率7~8割以上),新たな問題に挑戦するために,予想問題集を利用しましょう。
3)六法は必要を感じたときに
法律の話は,条文が出発点になります。その意味で,条文は重要です。しかし,初学者の段階では,条文をいきなり読んでもよく分からないのが普通です。法律用語の意味を知らないし,その条文が問題になる具体例もイメージできないからです。
テキストには主要な条文の内容が分かりやすく書かれていますので,条文そのものを見なくても,間接的に条文の学習をしていることになります。したがって,最初から六法まで揃える必要はありません。ただし,学習が進んでいくと,条文を見たいと思うときが出てくるでしょう。
たとえば,テキストに制度の概要が説明されていて,その具体的内容を規定した条文を知りたいとか,普段学習しないような細かい条文の問題が模試等に出題され,その条文を見たいといった場合です。そのような必要を感じたときには,六法を用意しましょう。
六法は,行政書士試験用のものが使いやすいと思いますが,一般の六法でもかまいません。ただし,テキストと同じで最新年度のものを使うようにしてください。
法律の学習では具体的な場面をイメージできることが大切ですが,初学者の場合,文字を読むだけで実際の場面を想像することは困難です。マンガでおおよそのイメージをつかむことにより,その後の学習スピードが高まることが期待できます。
ところで,最初に選んだテキストが合わないと感じたら,どうすべきでしょうか。
行政書士試験はかなり難しくなってきていますので,テキストを1回ざっと読んで合格できるようなものではありません。何度も繰り返すうちに,徐々に分かってくる部分も多々あります。したがって,ちょっと分からないから,そのテキストをやめて別のテキストに替えるといったことは避けるべきです。
他方,何度読んでも分かりにくい部分を他のテキストで調べてみるという参考書的な使い方をするのであれば,弊害は少ないといえます。その「参考書」のほうがトータルとして自分に合っていると感じたら,そちらをメーンにするとよいでしょう。