国家試験直前学習法「行政書士・公務員試験」今年出る時事用語 3 石川 潔

ハブ空港

メリットは?
 一番のメリットは,各航空機の搭乗率を上げられることでしょう。さまざまな地域からの乗り継ぎ客が集まってくるわけですから,搭乗率は当然上がります。したがって,航空会社にとっては,採算を維持するためには大きなメリットになります。

 デメリットは?
 まず,空港側から考えれば,滑走路の整備など建設するための負担があります。少なくとも滑走路の長さが3,000メートルから4,000メートルはないと国際線の飛行機の離陸が無理だからです。また,24時間稼働させる必要もありますし,滑走路の本数も多く必要となってきます。

 一方,利用者側から考えれば,目的地によっては,ハブ空港経由となるために,遠回りになってしまうケースも出てきます。
 

ゲートウェイ空港
 ハブ空港を地理的な側面から考えれば,大陸や地域の端にある空港は,ハブ空港には適していないことになります。多くの目的地に対して,等距離である場所,つまり大陸なら,中央に位置していたほうが,乗り継ぎのために各地から航空路線を集中させるには都合がいいわけです。

 逆に,大陸や地域の端にある空港はハブ空港よりも世界各地から飛んでくる旅客をいったん集めて,そこから近距離の各地域に送る役目に適しています。そうした空港を「ゲートウェイ空港」と呼びます。

 ハブ空港がバスターミナルのような空港だとすれば,ゲートウェイ空港は,玄関口のような空港といえます。したがって,日本の空港は日本の地理的な条件を考えれば,ハブ空港よりも,むしろゲートウェイ空港に適しているという考え方もあります。

 アジアを1つの大きな地域と考えれば,日本は,その地域の中では最も東の端に位置しています。
 つまり,アメリカからアジアの入り口としてのゲートウェイ空港と考えたほうが,地理的に自然であるという考え方です。

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