トップページ > >> 女性が活きる不動産営業入門6 川本久美恵

   

メルマガ登録・解除
読者登録規約
 

女性が活きる不動産営業入門6 川本久美恵

4ままごと遊びが育てた女性の家への興味

 私の場合、4人の子どもを育てながら働いて起業し、子どもが巣立ってからはオフィスの隣に部屋を借りて泊まり込んで仕事をするという生活が長く、「私は商品としての家には興味があるのに、暮らしの場としての家には興味がないのでは」と思うことがありました。

でも会長職になり、毎日きちんと自宅に帰る暮らしに戻ってみると、やはり私も家が好きであることに気がつきました。

 女の子は誰でも、小さいころにままごと遊びを経験しています。

家の中で遊ぶことも地面にろう石で間取りを書いて遊ぶこともあったでしょう。

娘が遊んだリカちゃんハウスは孫の時代にも復活しています。

女の子にとっては、

家に関することは何でも面白いのです。ままごと遊びで大人の暮らしを想像し、夢を膨らませていくのが楽しいのです。

男の子の孫はリカちゃんハウスに興味を持つようなことはなく、ごっご遊びではウルトラマンごっこでした。

女の子と男の子、それぞれ生まれ持った興味の対象が違っているのです。女性が家のことに興味を抱くのは、そういう“巣づくり”という本能からくるものなのでしょう。


 不動産営業という分野では、関連法令や建築工法、資材などの商品知識の獲得能力という点では男女変わりはないのですが、家の中で営まれる人の暮らしを想像する能力という点では女性のほうが優れていることは明らかです。

ということは、主婦としての経験もキャリアとして評価できるということです。お客さまと同じ視線で家を考えることができる主婦社員を活用することがもっと考えられてもよいのではないでしょうか。


5ままごと遊びを仕切ってきたお母さん役

 ままごと遊びといえば、その主役となるのは必ずお母さん役です。お母さん役をほかの女の子と取り合った経験を持つ人も多いでしょう。

男の子がお父さん役で参加しても、やっぱり遊びを仕切っていたのはお母さん役の女の子でした。幼いお母さんは玄関できちんと靴を脱ぐように指示したり、手洗いやうがいをさせたり、食事ができたと集合させたりして仕切っていたはずです。

 ところで、幼いころ、お母さんはいつも家の中にいたと記憶している人は多いのではないでしょうか。

最近は働くお母さんが多くなっていますが、やはり幼い子どもを持つお母さんは専業主婦として家にいるケースが多いのです。

女の子が家庭のことに興味を持つのは、こうして家事に専念する母親を見て育つためという見方もあります。

ところが娘の家庭は、夫は在宅での仕事、娘は会社勤務と一般家庭とは逆転現象にありますが、やはり孫娘は誰に教わることなく家のことに興味津々で、ままごと遊びも大好きです。

毎回、自分で考えたストーリーに合わせておもちゃの家の家具の配置を変え、お母さん役を楽しんでいます。

やっぱり女の子は生まれながらにして母親の要素を持ち、巣づくり本能があって、家そのものや家族の暮らしに興味があるようなのです。


 女性社員は、家と暮らしに興味があるからこそお客さまの家を持ちたいという夢に素直に共感できます。家の中で繰り広げられる暮らしへの想像力と直感力があるからこそ、適切なアドバイスができるのではないでしょうか。


6女性の巣づくり本能が顧客への共感を生む

 再びままごと遊びの話ですが、幼いお母さんは遊びの中で家族を仕切るだけでなく、遊びの舞台装置である家の間取りも家具の配置も自分の好きなように考えます。

そして、ままごと遊びを卒業し成長して少女時代を迎えると、今度は自分の部屋が気になり、机の配置を変えたり安い生地でカーテンを作ったりします。

さらに独り暮らしをはじめ部屋を借りるようになると、どこに住むかにもこだわります。通勤、通学便はもちろん、沿線、駅の雰囲気はどうか、夜道は危なくないか、商店の品揃えは……、と、立地選びに慎重になります。

部屋が決まれば、気に入った家具や小物を選び、自分らしい部屋、居心地の良い空間を作り上げます。

実際に「インテリアや間取りを考えるのが好き」という理由で不動産営業の世界に入ってくる女性も多いのです。

 夫婦でモデルルームへ来られるお客さまが購入物件を決める場合も、通勤距離や利用電車の混雑具合などについてはご主人の意見が強く反映され、具体的な間取りや内装、設備仕様については奥さまのご希望が優先されるケースが多くなっています。

立地条件についても、学校などの教育環境や通学路の安全性、病院や買い物などの生活の利便性については奥さまの希望が強く、通勤の利便さより優先されるケースが多いのです。


 女性の営業社員は、住宅に対する奥さまの視点がわかります。奥さまの思い描く暮らしを実現するには、たくさんの希望の中から何が優先されるべきかがわかるのです。

だからこそ、適切なアドバイスができるわけです。


.........................................................

新たに携帯メルマガがスタートしました!!
氷見敏明の楽学宅建ワンポイントレッスン!!!
http://m.mag2.jp/M0086314
.........................................................