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「不動産資格驚きの勉強法」 4 高島徹治

ここがポイント!
第4章のまとめ

●「わかる」とは、テキストに新しく出てきた事柄が、今まであなたが持っていた知識の枠組みの中に、矛盾なく納まったときのことをいいます。
 この場合「なるほど」「合点がいく」「納得!」という感情が起こります。

●反対に、「わからない」とは、新しい知識と古い知識との折り合いがつかない状態です。たとえば、「いままでの自分の常識に照らして納得がいかない」場合など。

 また、自分の中に、新しい知識と関連する知識がまったく蓄えられていないので、どう整理していいか迷ってしまう。そういう場合も、「わからない」となります。

具体例で考えてみましょう。建築基準法の建築確認についてです。
 

「ほとんどの建築物のほとんどの工作行為は、建築確認を申請しなければならない」(A)と、あなたが覚えていたとします。ところが、あるテキストで、「都市計画区域において、建築物の10平方m以下の増改築・移転には建築確認が要らない」(B)という規定に出会いました。

 この二つの知識の関係が整理されずに、A(要る)とB(要らない)が対立したままの状態だと、「わからない」ということになります

●冷凍食品と丸暗記 その状態のまま、あなたが「テキストにはそう書いてあるから、仕方がない。丸暗記しよう」と決意したとしたら、これは愚の愚の策。「わからない」ことを「わからない」ままに、暗記するのは、冷凍食品を解凍しないまま食べるのと同じです。

 人は、理解できないことは、暗記もできません。かりに、いったん暗記をしても、すぐ忘れてしまう運命にあります。

●とにかく解凍するのが先 カチカチの冷凍食品は、まずは解凍しなければなりません。解凍するとは、理解することです。つまり、「待てよ、なぜなのだ」と考えてみるのです。

 その結果、「なぁーんだ、10平方mと規模が小さく、行為も軽微なので、わざわざ確認する必要もない」ということか……。そのことに気がつけば、「納得!」です。
 AとBは、同じ枠組みのなかに矛盾なく納まり、「わかった」状態になるのです。

●「なぜ?」「どうして?」「どういうこと?」――。
 この3つの言葉を“魔法の口ぐせ3兄弟”といいます。3つとも理由を探る言葉です。
 この3兄弟を使って、疑問点の答えが見つかると、理解がすすみます。問題にあたっても、魔法のようにスラスラ答えが見つかってしまうでしょう。

●理由探しの旅 「わかる」とは、このように理由探しの旅のようなもの。自分で考えても理由がわからないときは、“何でも聞いてやろう”の精神を発揮するのがいいでしょう。

 聞く先は、友人・知人(勉強仲間)、資格予備校の講師、関係行政機関ほか。考えれば、いくらでもあります。“聞き上手”は“勉強上手”です。


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高島徹治著
住宅新報社刊
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