2009年3月アーカイブ

平成21年度司法書士試験における筆記試験の配点について

                                                                               平成21年3月10日
                                                                                法  務  省

 

平成21年度司法書士試験における筆記試験の配点については、受験案内でお知らせすることとなりますが、以下のとおりとされますので、あらかじめお知らせします。
 なお、午後の部の試験の記述式問題が、70点満点に変更されます。

午前の部 多肢択一式   出題数 35問    配点105点満点
       多肢択一式    出題数 35問  配点105点満点 
午後の部  記述式      出題数  2問   配点 70点満点

 

【参考】平成20年度司法書士試験
午前の部 多肢択一式   出題数 35問  配点105点満点
        多肢択一式   出題数 35問  配点105点満点 
午後の部 記述式      出題数  2問   配点 52点満点


 

3.午前試験科目・民法

(1)はじめに
 民法は民事の法律の基本となる重要なもので,司法書士試験の試験範囲に属する法律のうち,憲法,刑法,司法書士法以外のすべての法律は民法を前提としています。実際,皆さんが司法書士として実務に就いた後,法律家として駆使する頻度が最も高いのが,この民法です。

 出題数は21問と司法書士試験の中で最も多く,午前の択一試験での出題の6割を占めることから,民法での高得点が午前科目での基準点をクリアする前提条件となっています。

(2)出題傾向
①総則
 4問の出題です。そのなかでも意思表示・代理・時効については,毎年といっていいほど出題される部分です。
②物権法
 9問の出題です。司法書士業務と特にかかわりが深いため,民法の中でも,最も多く出題されます。そのなかでも,物権変動・177条・所有権・抵当権は毎年といっていいほど出題される部分です。
③債権法
 4問の出題です。学問分野は非常に多岐にわたりますが,4問しか出ないことを考えると,あまり時間をかけていいものではありません。
 過去の本試験で出題されたことがある分野をピックアップして,その分野についてテキスト
を読むといった逆算式の学習が効果的でしょう。
④親族・相続法
 4問の出題です。親族法から2問・相続法から2問といった割り振りです。
 親族に関しては,ほぼ全分野から出題されるといってよく,一方,相続法については多少メリハリをつける必要はありますが,全般的に出題されるといってよいでしょう。


 

1.初めに
 司法書士試験は,毎年7月の第1週の筆記試験と,その筆記試験をパスした人が行う口述試験の2回に分かれています。ただ,筆記試験合格者のほぼ全員が口述試験に合格しますので,筆記試験が司法書士試験の本体といえます。

そこで,今回はこの筆記試験にスポットを当てて,形式・出題傾向・そして学習法を記していきたいと思っています。


 筆記試験では,5肢択一形式で70問(午前と午後に各35問),記述形式で2問が出題されます。そして,出題科目は憲法,民法等すべて合わせて11科目に及び,他の資格試験に比べてかなり広いものとなっています。


 そして,午前と午後の択一式問題および記述式問題に,それぞれ基準点と呼ばれる「足切り点」が設定され,1つでも基準に達しないものがあれば,合計得点にかかわらず不合格とされてしまうということも難しさの要因です。

いわゆる捨て科目を作れないのです。ただ,出題される問題の大半は条文および重要論点の理解を問うものです。枝葉末節な細かすぎる問題は近年では影を潜めています。
  

アーカイブ