総論
1 本項で述べる独立するための資格
本項では,以下の資格を扱う。
司法書士;土地家屋調査士;行政書士;社会保険労務士
2 前提としての認識
まず,資格を取っただけでは食べていくことができないことに留意していただきたい。
受験生の中には,資格さえ取得すれば,バラ色の未来が待っていると思っている人が多い。たとえば,親が同じ業務を行っていて,すでに地盤があるなら資格さえ取れば何とかなるといえなくもないが,自分の代となってからそれを維持し発展させることができるかは大いに疑問である。
人は特定の人に付いているのであって,親に付いていた顧客が自分にも付いてくれるとは限らないことを肝に銘じていただきたい。つまり,甘い考え方は捨てたほうがいいということである。
まして,地盤も何もないところから出発する人にとっては,茨の道かもしれない。しかし,現にこれらの資格で食べていき,そこそこの生活をしている人は有資格者のうちに一定の数はいる。その一定の数に入るためにはどうすればよいのかを,それぞれの業務を考える前に見てみよう。

