国家試験合格スケジュール「宅建」2 植杉 伸介

 3.合格スケジュール
 以上の学習法を前提に,合格スケジュールを考えていきましょう。


(1)勉強時間の逆算
 本誌の発売日を基準にすると,10月18日の宅建本試験まで残り約7か月半とちょっとです。この7か月半の勉強で,合格するための実力を身につけていくことになりますが,平均的な合格者は,本試験までに200~250時間勉強しているといわれています。

 そこで,確保すべき勉強時間を本試験までの残りの期間から逆算してみましょう。250時間確保するには1か月当たり250÷7.5=約33時間の 勉強が必要になります。単純計算では,1日1.1時間となりますが,家庭の用事その他でどうしても勉強できない日もあるので,その分を見越して,毎日1時 間半程度の勉強量をコンスタントに確保するようにすべきです。


(2)勉強時間の確保の仕方
 毎日1時間半必ず勉強するということは,案外きついことです。仕事が忙しいので,毎日1時間半も勉強することは無理だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし,1日さぼると,翌日は3時間勉強しないと遅れを取り戻せません。2日さぼると4時間半,3日さぼると6時間というふうに,どんどん累積してきます。

 1時間半の勉強量を確保するのは簡単なことではありませんが,決して無理なことではありません。通勤の電車の中,昼休み,トイレの中,そうしたすき間時間も利用すればよいのです。行き帰りの通勤電車の中で30分ずつ勉強すれば,それだけで1時間になります。

その他,昼休みやトイレなどで10分程度の細切れ時間を積み重ねていけば,結構,勉強時間を確保できるのです。

 なお,勉強は極力毎日続けてください。勉強を習慣化するのです。勉強の習慣がついてくると,だんだん勉強するのが苦痛ではなくなるはずです。


(3)モデル的なスケジュール
 3月の上旬から勉強を始めたと仮定して,本試験までのモデル的な学習スケジュールを示しておきましょう。

 3月上旬 ●各科目2~3問ずつ過去問を解いてみる ●テキストの速読(権利関係) ●テキストを見ながら過去問を解く(権利関係)

4月中旬 ●テキストの速読(宅建業法) ●テキストを見ながら過去問を解く(宅建業法)

5月中旬 ●テキストの速読(法令上の制限) ●テキストを見ながら過去問を解く(法令上の制限)

6月中旬 ●テキストの速読(税その他) ●テキストを見ながら過去問を解く(税その他)

7月上旬 ●テキストの再読(権利関係) ●過去問を再度解く(権利関係)8月上旬 ●テキストの再読(宅建業法) ●過去問を再度解く(宅建業法)

8月下旬 ●テキストの再読(法令上の制限) ●過去問を再度解く(法令上の制限)

9月中旬 ●テキストの再読(税その他) ●過去問を再度解く(税その他)9月末 ●前年の本試験問題を2時間で解いてみる(弱点の洗い出し)

10月初め ●弱点の克服および総復習10月18日 本試験→合格!


 上記のスケジュールを参考にして,それぞれ自分なりに具体的なスケジュールを立ててください。

ただ,あまりに細密なスケジュールを立ててしまうと,絶えずスケジュールの修正を余儀なくされるので,ある程度大ざっぱなスケジュールにしておいたほうがよいでしょう。たとえば,1週間単位で,テキストを約○○頁,過去問を約○○問という具合です。

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